2009年10月28日水曜日

Arbeitsunfaehigkeits-bescheinigung

今日はお医者さんのアポが取れたので、病院に行って来ました。風邪でお医者さんにかかるのはドイツで初めて(どんだけ健康?)。

ドイツの規則で、会社を3日以上休む場合は、医者からもらう"Arbeitsunfaehigkeits-bescheinigung"と言う証明書を会社に提出しなければなりません。

簡単に言うと、その"Arbeitsunfaehigkeits-bescheinigung"には、「この患者は、◯月◯日〜◯月◯日まで休養をとらなけばならない」と書いてあるわけなのですが、

周りから聞いていた話では、医者から簡単に1週間の休養を与えられる、または、◯月◯日の部分はほぼ自己申告制だと言う事。お医者さんに「何日休みたい?」と聞かれるそうです。自分の身体の事は、自分が一番よくわかるって事でしょうか(よく解釈すればね)?

万が一、この証明書にある休養期間内に会社に行ったとしたら、逆に会社の方が罰せられると言う話だから、この証明書の威力は相当です。

今回、家の近くに新しくできた病院に行ってみましたが、体調が悪い時って家から出るだけでも大変だよね。なのに病院で45分も待たされ、体調悪化。夫に言わせると、これもドイツでよくある事らしいです。アポ制なんだから、待ち時間はせめて15分くらいにしてくれよ!

肝心の診察。先生に「喉が痛い・頭は少し・熱はないと思う」と伝え、喉と脈拍を診てもらった結果(日本ではお決まりの、聴診がないのがうれしい)、「喉がすこし赤くなっていますね。脈拍がゆっくりしているので、熱はないようです」と診断していただきました。

そして、その後出た先生の言葉が、「で、 何日休みたいですか?」。きたきたーきたぁーーっ!
うーん正直、本当に聞かれる準備をしていなかったのと、どのくらいひどい風邪なのかと言う事を知りたくて来たから、私としては、お医者さんの方から「X日まで休みなさい」と言って欲しかったんだけどな。

返答に迷っていると、「じゃあこうしましょう。今週はこのまま金曜日まで会社を休んで、そのまま週末に入り、月曜日から出社にしましょう。もし月曜日にまだ体調が悪いようでしたら、また来てください。」とキリ良い日付で決定。でも、あくまでも提案風。

お医者さんに行くといつも思うんだけど、
自分では「こんなにひどくて、もうこのまま痛みがとれないなんて事ないよね?もしくは、何かの感染?」と心配しながら行くのに(でなければ、わざわざお医者さんなんて行かないよ)、お医者さんの反応は、私の風邪を風邪とも思わないくらいの対応。喉も”とても”じゃなくて、”すこし”腫れてますねって言ったよ、先生。薄ーくしたイソジンだって、涙が出るほど痛いし、咳だって止まらないよ。ほんとに”ちょっと”じゃなくて、”すごく”腫れてない?と聞き返したくなるほど、なんでもありませんって風。

日頃健康な人って、ちょっとどこか悪くなると大騒ぎする節があるのか、それとも私は人よりも神経が多く、痛みを感じる度合いが大きいのか(←母も同じ意見)。

どっちにしても、たいした風邪ではないと診断されると(←勝手に解釈)、「なんだー、何かの伝染病とか、得体の知れない病気じゃなくてよかった」とやっぱり安心するのでした。

病院の写真もなんなので、帰り道で見掛けた ”ご主人様を待つ犬”。スーパーの入口を陣取って待っている所がかわいくて。
ミュンヘンは犬天国で、どうやってしつけるのか、犬のしつけがびっくりするくらい行き届いてます。こんな大きな犬だって、つないでないよ。

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