実はこの日の夜、夫が義母に話した内容に、どうしても納得のいかない事があり、二人きりになった時に夫に私の怒りを伝えると、それがケンカに発展し・・・義母に聞かれてしまいました。しまいには、「明日の朝食後3人で話し合いましょう」となってしまったのです。この時、「夫婦の事だから」と義母を巻き込むのをやめておけばよかった、、、と後悔しても後のまつり。
結論から言うと、私は今まで、”息子の事がかわいくて仕方がない母親”と言うものを、全く理解していなかったと思います。我が家は姉と私で、女だけだし。
世間で言われる、息子を激かわいがりする母親像、というのは何度も聞いて知っているつもりではあっても、なんと言うか、心底理解できていませんでした。
だって、状況的には誰が見ても完全に、夫があやまらなければいけない状況、もしくは、義母が夫をしかる状況なのに、私が何を言っても義母は、息子を叱ったりする事も一切せず、ただただ、かわいい息子をかばおうとするのです!
(違くないか?)
そのうち、義母の話のポイントがずれ、義母の3人の子供の自慢話になってしまったり。「なんでその話が今必要?どの話につながってる?」と言いたくても、さすがに義母を邪険にする事はできず、ひたすら聞くしかない私。
自慢話かと思ったら、今度は私の方が攻められてる?と言うか、”ドイツではね・・”と言うフレーズ付きで、私の方がさとされてる?
ドイツではね、と言われると、私はドイツ人じゃないし、ドイツに関して知りつくしているわけではないので、何も言えなくなってしまう。
(何なんだ、これは。。)
と思っていたら、「じゃあこの話はもうやめにしましょう、いい?」と義母に言われ、私(はーーーあ?ちょっと待ーーーった!)「よくないです、これだけ話をしたって、夫はまだ謝ってもいないし、理解しているとも思えない。」と言って、ちゃんと話を振り出しに戻しましたよ。(あやうく、義母の子供達の自慢話と、”ドイツではね”の話で終わってしまう所だった。)
私はこの一件の後、本当に本当にストレスが溜まりました。
まず第一に、義母があの場で、フェアな意見を持っていなかった事。
義母は自分の息子に対しては何も怒らず叱らず(何も!!)、私にばかりいろいろ言ってきたのです。息子をかばいたい一心で。
当たり前じゃ〜ん(母親が息子の味方になるなんて)!と思う方、に私の生い立ちを知ってもらいたい。
私の母は超超超x100公平な意見の持ち主(最高裁判所の裁判官になればよかったのに)なのです。自分の子供だからと言って、肩を持つとか、かばうとか、一切ない人。他人に自分の子供の自慢話もしないし、何に付けても厳しい母。そんな母の元で育った私は、義母にも自然と当たり前のように、フェアな意見を求めていたのです!
だからこの状況で、フェアな意見を持っていなかった義母に対して、信じられないくらいのストレスを溜めてしまいました。だって、夫が悪いのに、自分の息子を叱らず、私をさとすって何?私がこちらの言い分をちゃんと理解してもらおうと、いろいろな角度から説明したって、どの意見もことごとくつぶされてしまう。
後でフェアでない人に、一生懸命一生懸命自分の気持ちなどを説明して、理解してもらおうとがんばっても、全くもって無駄な事を学びました。別の世界に住む人に、何を言っても通じないのです。
第二に、私は義母の”ドイツではね・・”の話を聞いて、すぐに義母の”ドイツ”の話は、今のドイツにあてはまらない事がわかりました。夫にもそれがわかったはず。なのに、自分の母親に「マム、それは違うよ」と言わなかった事にすごく腹が立ちました。私には話がずれてる(拡大してる)と3回くらい攻撃してきたのに、自分の母親のポイントずれまくりには、何も言わなかった。この行為もフェアじゃない!
この一件は、一時は収まったかのように思えましたが、考えれば考えるほど私にはストレスが溜まってしまい。自分の母親にもこの一件を話しましたが、もちろん”娘の味方”ではなく、、、ひとを巻き込んでのけんか(あるいは不満のぶちまけ)はもうやめなさい。日々楽しく健康に過ごすことに、心を砕きなさい(←この表現で厳し度がわかるでしょ)。これからは夫婦のルールを決めておくといいかもね、と『今後』について助言してくれると言う、相変わらずな感じ。この件が自分の中でどうしても流せなくて、ギャアギャア泣き叫んで母親に訴えたって、今度は訴えた内容に関して厳しく言われちゃうからね。
なぜ今回は自分の中で、なかなか流せないのかわかりません。
息子をかばう母親なんて、世の中にたくさんいるって言うのはわかってる。
この件を話した友達全員から、もっとひどい母親を知ってるから大丈夫、と言われてもダメ。
義母もほぼ自然とかばっているので、あえて意地悪をしようとしているわけではないのもわかってる。
それでも本当にダメ。
こーいうのを、生理的に受け付けないって言うのかもしれません。『生理的に受け付けない』って意味も、わかっているつもりだったけど、心底理解できていなかったんだね。
まだまだ自分の中で、気が付いていない事がたくさんあるのなあ。
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