2009年1月2日金曜日

Küche machen

ドイツでは家を借りたり買ったりする際、通常キッチンは設置されていません(写真①)。入居者が好きなようにデザインし、自分が好きな電化製品を設置するのです。したがって、入居の際にキッチンにあるのは、裸電球、コンセント、お湯と水の出る管の入り口、排水溝のみ!

自分が好きな電化製品を入れられるからうれしいんだか、かなしいんだか。。。

今住んでいるアパートに入居した際に、キッチン作りがものすごく大変だったため、「新居では新築だし、プロに頼もうね!」と安心していた私達。しかしやはりここはドイツ、プロに頼むと必要な物を取り寄せるだけで最低2ヶ月はかかる(しかも、2ヶ月以内に届くものの中から選ばされる)と言われました。

アパートの鍵の受け渡しが12月18日だったから、クリスマス&ニューイヤー近辺は全く稼動しない事を考えると、キッチンの戸棚類が届くのが2月末、そこから工事をしていったら、、、完成は3月末?!
そこまでお料理ができないなんて考えられない!
かと言って今住んでいるアパートをキープして、両方のアパート代を払い続けるのもお金の無駄って感じ。・・・と言う訳で、また自分達でキッチンを作る事にしました。

一番気をつかうのが、音を立てるという事。ドイツでは日曜・祝日は一切音を立ててはいけないのです。保守的な方がご近所だと、洗濯機や掃除機もダメ。庭掃除などもダメらしいです。
こうなると時間との戦い!音を出すドリルやカッティング、トンカチなどは平日にまとめて行い、細かい荷物の移動などは休日に。途中、夫の実家に遊びに行ったり、お店がクリスマスやニューイヤーで休業になる前に必要なショッピングをしたり大忙し。

一番の失敗は、壁にドリルをした際、オーブン用のハイボルテージの配線に触ったらしく、電気ドリルが2回もショートした事。感電しなくてよかった。。。これには冷や汗が出ました。

そして!約一週間でやっとここまでできました(③)☆


入居の際はまっさらな状態で受け渡し、、、と言う事は、今住んでいるアパートのキッチンも全て取り外して、穴埋め、壁塗りをして大家さんに返さなければなりません。
が、幸い、次の入居者が私達のキッチンをそのまま買い取りたいと言ってくれたので、取り外す手間が省けました。その買ってくれる人によれば、このくらいの大きさのキッチンをプロに頼んだら、2500ユーロ~(電化製品は含まず+2ヶ月以上かかる)と言われたらしいです。この苦労に比べたら、2500ユーロなんて安いもの?!

①入居の際の何もない状態。
② 管の上がお湯か、下がお湯か、お水を出してみて確認するところから始まる。
③一週間でやっとここまで。現在、電化製品の配達&キッチンボードのカッティング待ち。

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